移動平均線は様々なトレード手法で使われています。
そのほとんどが順張りトレード手法です。
しかし、今回紹介するのは移動平均線を『逆張り』目的として利用するインジケーター『乖離MA』です。
乖離MAとは
乖離MAとはその名の通り、価格が移動平均線からどれだけ離れている(乖離している)のかを数値化した指標です。
移動平均線を利用したことがある人であれば知っていると思いますが、
相場には価格がどれだけ移動平均線から離れようといつかは必ずまた戻るという習性があります。

画像のように価格が一定の間隔で移動平均線から離れると価格は再び移動平均線に戻ってきます。
乖離MAを使うことで正しい逆張りのポイントを押さえることができます。
トレンドが発生している時ではなく、レンジ相場で非常に有効になります。
FXでは7割がレンジ相場になるのでこの乖離MAが大活躍してくれます。
乖離MAの設定
相場の性質上一定の乖離率に達したところで高い確率で価格はトレンドに逆行してきます。
どこで逆行してくるのか
この乖離MAを使うにあたり設定しておきたい乖離率。

乖離MAではデフォルトで乖離率ゼロパーセント。つまり、価格が移動平均線と重なっているところにラインが引かれています。
それに逆張りのサインとなる0.2、0.4、0.6、マイナス方向に対しても同じように-0.2、-0.4、-0.6を追加します。
乖離MAを使っていく中で乖離率0.2ごとに価格が相場に対して強く逆行していく習性があるようです。
ちなみに乖離MAを使ったトレードの利確ポイントは乖離率0、つまりは価格が移動平均線にタッチした時となります。
乖離MAが相場で機能する仕組みが価格がどれだけ移動平均線から離れようと必ず戻ってくるという特性を利用しているため、利確ポイントは移動平均線タッチとなります。
乖離率を表示させたい移動平均線の期間設定

デフォルトでは移動平均線180となっています。
乖離率を表示させたい移動平均線の期間設定はパラメーターの入力から変更可能です。
乖離MAのトレード活用方法
今回は乖離MAを使った逆張りトレード手法を紹介しましたが、この乖離MAは当然、順張りトレードにも活用できます。
順張りトレードにおける乖離MAの活用方法
・移動平均線タッチでトレンド方向へエントリー、利益確定ポイントを乖離率によって設定する
順張りも逆張りも非常にシンプルで簡単なトレード手法ですが、シンプルが故に非常に強力に機能します。
また、乖離MAをより有効に使えるタイミングとしては、「長期トレンドでは順張り、短期トレンドで逆張り」の場合になります。
これは乖離MAだけに言えることではなく、逆張りをする場合は常に意識することで、勝率を一気に向上させることができます。
気になる方はダウンロードしてぜひ使って見てください。
乖離MAダウンロード
今回紹介した乖離MAはMT4でのみ使うことができます。
MT4が使えるおすすめ業者はXM

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